2012年07月08日
焼き物が出来ました‥文月 Ⅴ
今はすっかりサツキの花は枯れて、きれいな饅頭型に刈り込まれた木になりました。
一時は、こんなにきれいに咲きました。ちょうどその頃にできたのが、急須と湯冷ましの
セット。持ち手のバランスもよく注ぎやすく出来ました。
親戚への退職祝いのプレゼントにと、考えています。
白椿模様の急須です。全体を白萩の釉薬で仕上げてみました。
注ぎ口と持ち手のバランスなど作陶している時は夢中で下が、微妙なバランスを
考えながら作るとなると難しいですね。
お抹茶のお手前で使う時の蓋置きです。
三個の瓢箪を組み合わせて紐で結わえた形です。
単純な瓢箪の形をいかに組むか悩みました。
けっこうデフォルメして独自の雰囲気をだしたつもりですが…
2012年07月05日
焼き物が出来ました‥文月 Ⅳ
今風をチョッと取り入れた水玉模様の杉形茶碗です。
茶筅摺りがチョッと狭かったかな?
気軽にお抹茶を楽しみたい時に使う、遊び心溢れる形です。
釉薬にイラボを使った茶碗です。黄のラインを入れたわけではないのですが、
炎の不思議を感じさせられる一品です。
2012年07月05日
焼き物が出来ました‥文月 Ⅲ
大きさと形を揃える…を目標に、ご飯茶碗を8個作ってみました。
以前に比べてかなり揃えることが出来るようになったのですが、削りに
むらがあり重さの点で違いがあります。椀の中の加飾にちょっと懲りすぎたかな?
素朴な“かきどうし”の花の色に囲まれて…どれも同じようですね。
最後の一つです。8個のうち1個は化粧土を塗る時に形が崩れてしまい
粘土に戻ってしまいました。化粧土が水っぽく薄かったようです。
焼成して完成したのは、8個中7個でした。
2012年07月04日
焼き物が出来ました‥文月 Ⅱ
12月にギャラリーで発表した花入れです。高さ55センチの大きさのものですが、ロクロ
挽きの後かなり深めにカービングしてみました。釉薬の流れを期待したのですが…
焼成するまで仕上がりが予想できず、苦労しました。
首の部分を大きく捉えてみました。全体に首の部分のような風合いにするには…
次に作陶する時の課題です。
何とか花入れを良く見せようと思い、背景の花のトーンを変えてみるのですが…
なかなか良く見えませんね!
2012年07月04日
焼き物が出来ました‥文月 Ⅰ
半年振り(?)の抹茶茶碗です。カービングをすることで新しさを出してみたのですが…
筒茶碗を使って抹茶を点てる季節と色あいがシックリ来ないな…?と、後になって
気がついた次第です。
“かきどうし”の可憐な花に引き立てられてチョッとオシヤレに見える、釉薬に白萩を
掛けた筒茶碗です。茶碗というより用途を替えた方が良さそうです。
かきどうしは 見た目は可憐な花ですが、“垣根を越して繁茂していく”とても
逞しい雑草です。 私もあやかりたいものです。
弁柄にいらぼの釉薬を使った筒茶碗です。炉を切ったお茶席で筒茶碗を用いて お抹茶
を点てるなんていいな…!なんて夢を見ながら作陶したものです。
カービングを生かしたつもりですが、もっと荒々しさが欲しかったかな!
2011年10月31日
出来ました…神無月 Ⅵ
最近の朝晩の寒さと庭木の手入れですっかり我が家の庭先も寂しくなって
しまいました。
かすかに咲いている(?)紫色のかわいらしい花。葉の色が濃い紫で美しく
抜き取れなかった雑草ですが、今の時期となれば貴重なものです。
6人展に出品する予定の作品です。
大きさには満足しているのですが、釉薬の掛け方が、まずかったのか
だいぶ生地が、むき出しになってしまいました。釉薬のつけすぎで流れても
困るし、剥けてしまうのも困り者です。
織部の何ともいえない深みのある色はいいのですが…気になりますねー
2011年10月31日
作品ができました。…神無月 Ⅴ
11月30日から12月4日までの5日間横浜みなとみらい駅にある
“みなとみらいギャラリー”で行なう“6人展”に出品する作品が出来ました。
やや大きめの作品ですが、“カービング”を取り入れた作品を出そうと思っています。
これは、その素焼きです。
釉薬は、織部釉で…還元焼成の焼き上がりは、何ともいえない色に焼きあがりました。
花器の口元に近いところに耳こを付け変化をつけたのですが…和風にはなりませんでした。
2011年10月31日
抹茶茶碗ができました‥神無月Ⅳ
幾つか作った天目茶碗の中で 形、焼成ともに一番満足する一点に金を入れていただきました。
天目台に置いてみると結構それらしい茶碗に…
先生の焼成のお陰で釉薬が油滴天目の様に光っています。
還元焼成した白萩の抹茶茶碗です。茶碗の正面に雪椿をイメージして
カービングをしてみました。
オンリー1の茶碗を作りたいのですが…なかなか!
平凡ですが真っ白な茶碗です。
手の中で扱いやすく尚且、軽く出来上がりました。
2011年10月31日
作品ができました。…神無月 Ⅲ
釉薬の織部にこだわって作ったお皿です。
お抹茶のお手前の時に使われる扇面の菓子器として作ったものですが、
三枚欲しいのでロクロで挽いたものに細工しました。
今織部を意識して素朴な野の花をイメージして模様にしました。
二枚を並べると扇面の側面にさりげなく描いた模様がみえます。
自己満足の世界かな…
図柄は、織部焼きの菓子器の写しですが、お茶席で使いたい一点です。
2011年10月31日
作品が出来ました…神無月 Ⅱ
6月頃から天目茶碗に挑戦してきました。
幾つか作った天目茶碗で形、焼成ともに満足する一点です。
先生の焼成のお陰で釉薬の黒天目が光っています。
表千家のお稽古で使った蓋置を作ってみました。
“閑々人”といって日がな一日中井戸の中を覗いている人をかたどったものです。
伝統的なお茶の世界のユーモアを感じさせる蓋置です。
同じくお稽古で使った青竹の蓋置です。
季節によって使い分けるのでしょうかいらぼの釉薬で作る枯れた竹と、
織部で作る青竹があるようです。
2011年10月26日
作品が出来ました…神無月 Ⅰ
会席料理に良く使われる扇形の中皿を作ってみました。
久々の手びねりで、楽しみながら成形、絵付けができました。
絵付けは、織部の古典から離れ平成風に…
絵付けは、弥生3月に使う“お雛様”…
2011年06月30日
作品が出来ました‥水無月2
アジサイの花が咲く頃、庭の片隅に咲くはずのどくだみの花が、まるで庭の主のように
堂々と他の庭木をものともせず咲き誇ります。
お皿のイメージを今までのロクロ挽きとは違うイメージ幾つか造ってみました。
料理も多様化している今、スープや汁などを入れるような料理にも使えそうです。
なかの楕円形は同じ形ですが、お皿の淵の形は、自由自在!
造る人が赴くままに… 注文があれば注文する人の思い一つ。
作陶するって楽しいものです。
以前造った手つきの小さい器とのセットにしてみました。
同じくセットですが、前のものと皿の周りが違うのですよ!
2011年06月30日
作品が出来ました‥水無月1
我庭のサツキが満開になった頃ちょうど作品が出来上がり撮影したのですが、
投稿するのが今になってしまいました。サツキの花は、すっかり枯れ落ちてしまい剪定
された細かな緑の葉は、梅雨の晴れ間のギラギラした太陽の光に輝いています。
昔とった杵柄で最近始めた、茶道で使う菓子器を作ってみました。
干菓子などを載せて楽しもうと思います。
同じ形ですが、チョッと大きすぎました。
深く美しい織部の釉薬を掛けたのですが、天婦羅などを盛るのに良い皿になってしいました。
すり鉢造りは始めての挑戦なのですが、製作の過程に実に手がかかるものです。
特に櫛を使って目を立てるのにけっこう神経を使いましたし、釉薬を掛けた後の
お手入れもなかなか時間のかかるものです。
一つは、お煎茶を粉にするために…もう一つは、可愛い孫の離乳食用です。
実験的に作った中皿です。どんな料理を盛り付けたら良いか楽しみです。
釉薬は、清潔な白萩をベースに織部のバージョンです。
2011年05月01日
抹茶茶碗ができました ‥皐月Ⅱ
毎年庭の同じ位置に美しく咲くのですが、何という名前でしょうか。
にらのような匂いの葉ですが、5弁の白や薄紫の花が何とも言えず愛くるしいのです。
抹茶茶碗の内側には波に対して千鳥を‥と思ったのですが、チョッと大型の鳥に
なりすぎました。
春の日に負けじと咲いているタンポポと、鉄色のちゃわんが何とも対照的です。
細かい縦の線を入れて、静かに降る雨のイメージで造ってみたのですが‥
何か物足りないなー!
2011年05月01日
茶碗茶碗が出来ました‥皐月Ⅰ
ゴスで描いた青海波紋を線によるグラデーションで塗り分けてみました。
塗り分けによる色の変化を線を交えることにより何とかはっきりさせようとしたのですが、
うまくいかないものです。
庭の植え込みには、いろいろな植物が顔を出していますが雑然としています。
草むしりやら剪定やらこれからが大変です。
何個か造った天目茶碗は、釉薬だけでなく入れる窯の温度や釜の中の位置などなより
微妙な変化をもたらしてくれます。妖変天目や油滴天目などの名品はどのようにして
出来るのか、知りたいものです。
庭先の芝生の中に雑草と一緒に芽を出したタンポポも春真っ盛りとばかりに
咲き誇っています。
茶碗は、粗めの粘土で成形し黄瀬戸風に釉薬をかけてみました。
織部の水玉がちょっと違和感があるか、今風と感じるか‥などと考えながら
絵付けをしたのですが‥
2011年04月30日
茶碗茶碗が出来ました‥卯月Ⅰ
我が家の余り手入れをしない庭にも、春が来ました。庭木や石の間に毎年芽を出す
素朴なえびね蘭‥今も、満開。
弁柄+アルファーの釉薬に浸した抹茶茶碗の焼き上がりは、何ともいえぬ味のある
器に仕上がりました。まだまだわけの分からぬままやっているので自分としても
ビックリ!嬉しい限りです。
冬の間は細かな枯れたような枝にもみるみるうちに赤い新芽を出すのは、紅しだれ。
葉先がしだれて、ゆらゆらと風に揺れています。
粗めの土で造った抹茶茶碗。器の所々にほのかなピンク色の斑点が‥
思いがけない変化に大満足。その時その時の焼成がまの中の環境で
焼き上がりに変化が出るので楽しみです。
呉須の色を使った絵付けは思うように行かずいつも苦労をします。
かなり時間を掛けての絵付けですが、まだ納得のいくものではありません。
呉須の色の濃淡の表し方が、難しいのです。
2011年03月07日
寒ーい!と思ったら‥弥生ⅩⅡ
朝からなんて寒いんでしょう!こんな日にはストーブの火を使ってママレードを作りましょうと
手元を見ながら作業をしていると何と‥いかにも重たいボタ雪が‥あれよ、あれよと思う間に
ご覧のように積もってしまいました。さつきや紅枝垂れ(あきには、真っ赤に紅葉するもみじ)の
枝にまで綿帽子が‥思いがけない景色に、パチリ!
やっと芽吹いてきたボケの蕾も思わぬ雪に震えています。野鳥は、元気のいいもので
雪の中を飛びまわっています。キイー、キイーと言うけたたましい鳴き声に庭を見ると
ヒヨドリが‥シャッターチャンス!。
本来は、メジロのためにつけてあるミカンですが、ヒヨドリが独占。
可愛いメジロは、今日は何処に行ってしまったのでしょうか?
Posted by すみやっこ at
14:45
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2011年03月05日
春を見つけに伊豆に行ってきました‥弥生ⅩⅠ
伊豆へ向かう途中旧グランパル公園に出来た道の駅、海を背景にしたモニュメントに
幸運にも虹が‥久々に見る虹に大感激。
立春以来だいぶ日が長くなりました。
3時間を超えるドライブもいよいよ夕闇に包まれてきました。
せっかく河津を通過するのだからという軽い気持ちで車を止めてみると、
なんと桜並木をライトアップしています!
昼間とは、又違った表情の桜を見ることができました。
もともと可愛いピンクの桜は、妖艶というよりも可憐な感じです。
雨上がりということもあるのでしょうか?
河津桜を皮切りに、ソメイヨシノが次々と開花するのももうたちまち!楽しみです。
2011年03月05日
春を見つけに伊豆に行ってきました‥弥生Ⅹ
右遠方に見える山は、下田須崎の御用邸のある一角です。暖かくなると皇族の方が
いらっしゃるのではないでしょうか。?
去年は秋に、皇太子様ご一家がお召し列車でいらしたそうです。そのたび有線の
放送が市内に流れるのですよ。左の山の下あたりは、白砂の小さなビーチ。
数年前の夏には、家族で海水浴で楽しんだまるで穴場のプライベートビーチです。
春とはいえまだまだ冷たい波打ち際。浜ではあまり風を感じないのですが、沖は
波が高いのでしょうか?
岩場の隙間に打ち上げた波は、下田の渦潮となって楽しませてくれました。
けなげにも、かもめは岩陰でじっと春を待っているかのようなポーズをしています。
このあたりは野鳥や植物の宝庫だそうで、海中にはいろいろな魚や海草が
漂っています。天皇陛下も下田には時々いらっしゃるようですが、
そんな海の魅力に惹かれていらっしゃるのかもしれません。
2011年03月04日
春を見つけに伊豆に行ってきました‥弥生Ⅸ
夏にはよく“伊豆の太陽”というキャッチフレーズでの観光ポスターを目にしますが、
この季節でもつくづく横浜や東京方面とは違うなと感じる景色です。
春の海 ひねもす のたりのたりかな‥ の海と、この熱帯を思わせる木々。
とても三月とは思えません。
ビロウ樹や椰子の樹など暑い国、を思わせる植え込みです。
樹木やシダなど亜熱帯の植生のものも所々に植えてあります。
植えてあるというより寒さにやられずに年々育っているという感じです。